<楽天4-6巨人>◇18日◇Kスタ宮城
今季チーム最長3時間41分の点取り合戦を見届け、楽天星野仙一監督(64)はスッとベンチを引き揚げた。終盤、3度も追いついた。だが、最後は延長10回、サンチェスが力尽きた。「テン、テン、テン(………)だな。抑えとして取ったのだから失敗することもある」と直接評価は避けた。それより幾度も追いつきながら、1度も勝ち越せなかった打線に触れた。今季最多13安打も「ダメだ。ランナーがいるところで打ってない。追い越さないといけない」とピシャリ。点を取ってこそ。あと一粘り欲しかった。
追いつき、勝ち越され、また追いつき。6回は中村、7回は中谷。それぞれ通算5号と4号の今季初アーチで2度、追いついた。8回は代打高須が三たびの同点打を放った。ただ、「たら、れば」がありすぎた。2回は3安打1四球を集めながら無得点。3回は三塁まで走者を進めたが後が続かず。8回、高須で追いついた後、なお2死一、二塁で畳み掛けられなかった。あと1本、出ていれば…。今季初めて松井稼を5番に据えたが、3番鉄平とともに無安打。計4安打3打点の坂本、阿部の巨人3、5番コンビとの差も響いた。
交流戦連敗スタートで借金は今季最多4。順位も5位に転落。じわりじわり後退するが、打線が上向きなのも事実だ。高須は言う。「勝つことが何よりだから。これからは勝ち越す力が求められる」。芽生えた粘りを、もう一皮むくことが出来るか。反攻の成否が懸かっている。【古川真弥】




