守護神ダブル復帰で、首位独走態勢だ!

 ソフトバンク馬原孝浩投手(29)ブライアン・ファルケンボーグ投手(33)が、23日にも1軍同時復帰する。2人を欠きながら首位をキープしているチームが、最強救援コンビ復活でぶっちぎりモードに突入する。

 頼もしい2人が、そろって帰ってくる。馬原とファルケンボーグの1軍復帰が秒読み段階に入った。

 馬原は開幕から5試合連続失点し、4月24日に出場選手登録を抹消された。ここまで2軍戦2試合2イニングに登板し、無失点。2軍交流戦にもう1試合登板する予定で、問題がなければ、23日のヤクルト戦(神宮)から1軍復帰する見込みだ。

 高山投手コーチ

 故障ではないし、気持ちの部分。球と体が戻れば。

 ファルケンボーグも戻ってくる。13日に右肘の張りを訴え抹消されたが、すでにキャッチボールを再開。20日に抹消後初のブルペン投球を行う。

 ファルケンボーグ

 キャッチボールをした感じでは(最短復帰は)大丈夫。あとはブルペンで投げてみてどうかだ。

 不動のセットアッパーとして昨季は62試合に登板し、防御率1・02で39ホールド。今季は馬原の抹消後、代役の守護神として、6セーブを挙げた。20日のブルペン投球で問題がなければ、最短復帰となる23日のヤクルト戦(神宮)から戦列に復帰する。馬原と同時復帰となる可能性が高く、本来の役割であるセットアッパーに戻ることになる。

 秋山監督

 ファルケン?順調だよ。最短?

 そうなるんじゃないか。

 2人の復帰は、連覇に向けこれ以上ない追い風だ。2人が不在だったこともあり、チーム完投数は早くも昨季1シーズンの完投数を上回る7となっている。先発陣の負担を軽減できるだけでなく、代役の代役として守護神を務めた森福の負担も減らせる。最強コンビの同時復帰で、ソフトバンクが首位ぶっちぎりモードに突入する。【倉成孝史】