緊急トップ会談だ。阪神は19日、甲子園クラブハウスで南球団社長と真弓明信監督(57)が、チーム状況について話し合った。南社長から働きかけて、トレード補強などの必要性について指揮官と意見交換したもよう。シーズン中、全体練習から移動する日にはあまりない動きが、事態の緊急性を物語っている。
真弓監督は「話はしました。(内容は)言えません」と口にした。南社長も詳細は伏せたが、現場から補強の要望があったかと問われ「いや、そこまでは」と説明した。
18日オリックス戦で負傷交代した平野は強行出場が確実となったが、それ以前にも鳥谷、坂、大和と二遊間に負傷者が相次ぎ、内野手の絶対数が足りないチーム事情がある。ただ現時点では、故障者の穴を埋める目的で早急に補強を進めることには慎重だった。
編成部長を兼ねる沼沢球団本部長も「緊急には、ない。相手のある話。鳥谷、平野の件で(補強)というのはない。平野は、大丈夫だと思う」と補足した。
一方で補強の可能性は常に模索していく方向。南社長は「編成には『いい話を探しにいけ』と伝えている」と方針を示した。現在の支配下登録選手は68人。残り2枠を、7月末の期限を見据えて有効活用する。
育成選手の藤井宏を支配下登録にすることについて南社長は「彼の場合はやろうと思えば、すぐにできるので」と検討課題とした。沼沢本部長も「選択肢のひとつではある」としたが、しっかり時期を見極める構えだった。




