<ソフトバンク4-0阪神>◇20日◇福岡ヤフードーム
どないしたん!
阪神がソフトバンクに4安打で2戦連続完封負け。23イニングもゼロ行進が続き、借金は再び今季ワーストの4だ。平野が負傷欠場、強行出場の3番鳥谷も3連続三振って、ハア~。タメ息しか出ませんわ。左翼金本へ狙ったように三塁打を浴びせられて悔しい敗戦。このままじゃ終われん。今日は杉内を打ち崩してくれ!
故障者続出の影響が、重くのしかかってきた。3番鳥谷から始まる最後の攻撃も、無抵抗の3者凡退。2戦連続の完封負けで、ゼロ行進は23イニングを数えた。「点を取れなかったら、勝負にならん」。真弓明信監督(57)は努めて平静を装ったが、言葉は自然と沈黙の打線に向いた。
不動の二遊間が守備に就かなかったことが、厳しい現実を表している。左太ももを痛めた平野が今季初めて欠場した。鳥谷はこの日も3番指名打者でスタメン出場したが、本調子にはほど遠かった。裂傷した右手人さし指をテーピングで固めた。しかし試合前のフリー打撃から力強いスイングはできていない。四球をひとつ選んだだけで、3打席連続の空振り三振。「試合に出ている以上は、ちゃんとやらないといけない」と言い訳せず、険しい表情で振り返った。
主軸に当たりが出なければ、苦しい展開になるのは当然だ。追い打ちをかけるように、攻撃面でミスが出た。4回に一塁走者のマートンが飛び出して、挟殺プレーの末にタッチアウト。6回には先頭の俊介が二塁打で出塁したが、続く上本がバントを2度ファウルとし、最後はバスターに切り替えたが、バットは空を切った。走者を進めることができず、4番新井も初回に続き好機で凡退した。
「ヒットが少ないし、つなぎもできていない。(打線全体で)タイミングが取れていない。自分のバッティングができていない」。指揮官はそう嘆いた。チームの焦りが悪循環を呼ぶ。2年連続で負け越した交流戦は早くも1勝3敗。鳥谷の負傷がなければ、金本を指名打者で起用するなど幅のあるオーダーを組めるはずだった。故障の波に飲まれ、打線の歯車がかみ合っていないのは明らかだ。
試合後、主砲の新井はつぶやいた。
「能見ががんばっていたので、何とかしたかった。調子は悪くないんですが、フラストレーションがたまりますよ」。
これはチーム全体を代弁する言葉でもある。きょう21日の相手先発は左腕杉内が予想される。完調を待って、鳥谷をスタメンから外すかどうかも、検討の対象になるはずだ。再び打線のテコ入れで、負のスパイラルを断ち切るしかない。【田口真一郎】



