<西武13-4中日>◇21日◇西武ドーム
クリーンアップトリオそろい踏みの5本塁打で今季最多の13得点。爆発した西武打線にあって、中島裕之内野手(28)がひときわ輝いた。まずは3回1死満塁から5号グランドスラム。3年ぶり6本目となる満塁弾は外角直球を逆らわず右翼席に運ぶ“らしい”一撃だった。続く4回には内角直球を高々と打ち上げ、左翼席中段へ滞空時間の長い6号2ラン。「1本目は軽く振って、2本目はうまいこと打てました」。
試合前の時点で打率2割5分7厘。昨季まで右打者史上5人目となる5年連続3割をマークしているバットマンからすれば物足りない。復調のきっかけは、土井ヘッド兼打撃コーチがくれた。18日の横浜戦の試合前練習で「体重の乗せ方」を指導された。土井コーチ自らバットを握って実演。これが理論より感覚というタイプの中島にはまった。「言ってくれるイメージをその場で見せてくれた。力まずバットが出るようになった」。その横浜戦で2ランを放ち、この日は6打点と本領発揮の気配だ。
前日は5点差の9回から逆転負けした。ショックを吹き飛ばす1発攻勢をけん引し「勝って移動の方が気分はいいよね」とニッコリ。今日22日からの阪神戦に備え、意気揚々と故郷・兵庫へ向かった。【亀山泰弘】



