<広島4-1ロッテ>◇22日◇マツダスタジアム
広島が主砲栗原健太内野手(29)の「お目覚め弾」で接戦を制した。同点で迎えた8回2死一、二塁。ロッテ右腕のロサが投じた内寄り速球を豪快に振り抜くと、打球は左翼席に一直線。プロ入り最も遅い出場31試合目での今季初アーチは効果十分の3ランとなり、試合を決めた。
「やっと出たよ、ホームラン!
この打席で決めてやろうと。本塁打が出ていなかったし、今年打てるか心配でした。しっかり自分のスイングをできた」。
公式戦126打席目での1号は正真正銘の11年初アーチだった。開幕前の実戦でも本塁打はゼロ。「自分の形ができていなかった。しっかりとらえられない打球が多かった」。始動が定まらず、間合いも狂ったが、ようやく復調の手応えをつかんだ。
5月に入り、最後尾だった打撃練習の順番を志願して前倒しした。「(ウオーミングアップ中の)相手に見られるのが嫌。フリー打撃で調子が分かってしまう」。敵に弱みを見せない。練習後の時間にゆとりができ、集中力を高められるようになった。
今季、栗原を5番にすえる野村監督も「スカッとするね。一番打ってほしい場面で打ってくれた」とたたえた。出遅れていた強打者の一撃で連勝。2位を手堅く守った。【酒井俊作】



