<日本ハム1-4ロッテ>◇29日◇札幌ドーム
ロッテが「4度目の正直」で斎藤佑樹に土をつけた。4月17日の対戦でプロ初勝利を献上。オープン戦、練習試合を含めれば4度目の対戦で、雪辱を果たした。「前回は負けていたので、勝とうという気持ちが強かった」。試合後の西村徳文監督(51)は気迫の勝利を強調した。
序盤は嫌なムードが漂った。直球で押してくる投球スタイルに戸惑い、4回までわずか1安打と封じ込められた。切り込み隊長の岡田は「今日は真っすぐが多かった。捕手が代われば配球も変わる。すごく勉強になった」と振り返る。頭の中には変化球にしてやられた前回の残像があった。
流れが変わったのは5回だった。先頭の福浦が口火を切った。「序盤は直球が多かったが、2回り目から変化球が増えた。あそこは変化球を待っていた」。18年目のベテランは配球の変化を見逃さず、3球目の外角フォークを仕留めた。読み勝ちの中前打。この一打を皮切りに4本の長短打を集中。変化球主体に切り替えた斎藤を打ち崩し、一気に4点を奪った。
これまでの悔しさが、選手たちの集中力を高めていた。「負けられない気持ちが大きかった」と岡田。5回1死満塁、2球目の甘いスライダーをとらえた先制の3点適時三塁打は「失投は1球しかこない。ファーストストライクを積極的に振った」と極限まで集中した結果。4点目の適時二塁打を放った伊志嶺も「気合が入りまくってました」と振り返る。ゴールデンルーキーを撃破し、今季3度目の3連勝。波に乗る大きな白星を挙げた。【鈴木良一】



