<オリックス2-1楽天>◇5日◇京セラドーム大阪
最終回の1点を守り抜くにしては、楽天のディフェンスは緩すぎた。3番手ライアン・スパイアー投手(31)は全体的にボールが高く、先頭のオリックス後藤に粘られ、10球目を左方向へ打ち上げられた。左翼中村が判断を誤り、手元で跳ねたボールを触れず二進を許す(記録は単打と失策)。抑えの助っ人は修正できず、相手中軸のえじきとなった。
星野仙一監督(64)でなくとも、監督なら誰でも「1点守れん。スパイアーもスパイアーだ。なっさけないな!」と怒る結末。シビアな場面で力を発揮できない現実が浮き彫りとなった。先発塩見が6回無失点と粘り、青山が完璧につないだ。打線は8連敗中のオリックス先発金子千から、1回ルイーズの適時打で先制に成功。右腕から08年以来の勝利目前だっただけに悔しさも倍増。6月11日以来の連勝もお預けとなった。
「チャンスがない、わけじゃなかった。1点でも取っていれば全然違う」。監督は中盤以降の5、6、8回、得点圏まで走者を進めて1本が出なかった攻撃について指摘した。ここ一番で踏ん張る金子千はさすがだが、浮上を狙う楽天にとっては乗り越えなければならない壁である。【宮下敬至】



