<中日1-0阪神>◇5日◇ナゴヤドーム

 阪神クレイグ・ブラゼル内野手(31)が、7回裏からベンチに退いた。両チーム無得点の7回表、先頭で二ゴロを放った際、走りだした直後から大幅に減速。一塁ベース手前でほぼ失速した。

 7回裏からは二塁先発していた関本が一塁へ。慢性的な痛みを抱える左太ももの違和感で、大事を取ったもようだ。リーグ戦再開後は8試合連続安打。この日は3打数ノーヒットに終わったが、好調をキープしているだけに状態が心配される。ブラゼル本人は「大丈夫だよ」とだけコメント。真弓監督も「大丈夫だ」と話した。

 西武時代の08年は6月に右膝を痛め、阪神移籍後の09年終盤も左膝負傷、左太もも肉離れを経験している。アメリカンフットボール選手でもあった高校時代から両膝を痛めており、下半身の違和感は慢性的なモノ。慎重に患部の状態を見極めながら、次戦への準備を進める。