<巨人5-2広島>◇13日◇東京ドーム

 広島が痛恨のミスで巨人に競り負けた。同点の8回。好投していた先発篠田が先頭古城を抑え、坂本を迎えたところで岸本にスイッチ。だが、二塁打を浴びて、藤村にも四球を与えて一、二塁のピンチを招く。長野には速球を強打され、中越え適時三塁打を許して、決勝の2点を奪われてしまった。

 万全を期した継投策が裏目に出て、野村謙二郎監督(44)も嘆いた。「(篠田は)走者が出て代えるよりはと思った。使った僕の采配ミス」。8回は岸本に交代直後、坂本に左翼線を破られたのも敗因の1つ。指揮官は「指示は出ていたけど、あそこは絶対にゴロで抜かれてはいけない場面」と指摘する。三塁小窪がゴロに飛び込んだが、白球はスルリ…。勝負どころでポジショニングにスキが出てしまった。

 「難敵」を克服したはずだった。東京ドームのデーゲーム。7月9、10日は節電による減灯だったため、天谷が飛球を見失うミスを連発。しかし、この日から同ドーム側が照明を昨季並みに明るくして天井を照らす処置を取り、外野陣には好評だった。飛球は無難に処理したが、この日は“足もと”をすくわれた。逆転負けで5位に転落した野村監督は「また明日、切り替えて頑張りたい」と言う。上位に定着するために、堅守という課題も浮き彫りになった。【酒井俊作】