阪神能見篤史投手(32)が三振王対決を制し、首位追撃の推進力になる。きょうの広島戦に先発し、エース前田健と投げ合う。奪三振数は能見が120個でリーグトップだが、前田健が111個で2位につけている。前田健を上回る奪三振を積み重ねていけば、自ずと白星も近づいてくる。

 能見

 しっかり、腕を振って攻めていくこと。(タメは)意識している。自分の感覚とはズレはありますけど。どんどん攻めていますよ。

 苦い記憶を拭い去る。4月26日広島戦(マツダスタジアム)で09年9月18日広島戦(甲子園)以来、585日ぶりに黒星を喫した。同点に追いつかれた7回に、勝ち越しの3ランをくらったのが広瀬だ。まさかのKO劇。自身の連勝も「12」でストップしてしまった。今季は4打数2安打、5打点、打率5割と相性が悪い広瀬に、きっちり借りを返すときがきた。

 能見

 広瀬さんによく打たれているんで、借りを返さないとね。良いバッターなので、やられた分はやり返します。

 前回登板の中日戦では、7回まで無安打投球を見せた。ノーヒットノーランの期待も抱かせる8回1安打勝利だった。好調キープの左腕が、コイ斬りの先陣を切り、雪辱を果たす。