<西武5-1ロッテ>◇6日◇西武ドーム
ロッテが球団通算4000勝に王手をかけてから6連敗を喫し、6月25日以来の最下位に転落した。2回の3失点が、重くのしかかった。制球自慢の成瀬が2四球から崩れ、西村徳文監督(51)は「1イニングで2つですか。成瀬らしくなかった…」と悔しさをのみ込んだ。7回5失点で10敗目を喫した成瀬善久投手(25)は「すみません」とだけ言って黙りこんだ。
相手主砲への意識が、精密機械を狂わせた。2回は先頭中村を歩かせたのが発端だった。今季の対戦成績では圧倒していたが、相手はキング独走の37本塁打。試合前まで4戦連発のデータ、異次元のパワーが頭をかすめたのか、勝負を嫌って1安打2四球。捕手の田中は「警戒しすぎたと思う。全体的にボールが浮いていた」と振り返った。
エースで連敗を止められなかったダメージは重い。前年日本一チームの最下位は61年大洋、79年ヤクルトの2度しかない。打線は5安打、犠飛による1点だけで、西村監督は「こういう状況なので、余計にガッツを前面に出していかないと」と奮起を促した。3位オリックスとは6・5ゲーム差にまで開いてしまった。残り34試合。故障者続出とはいえ、本当の正念場だ。【柴田猛夫】



