<広島1-4ヤクルト>◇13日◇マツダスタジアム

 ヤクルト先発の「ジャイアン」赤川克紀投手(21)が、6回3安打1失点で3勝目をつかんだ。2点を先制した直後にバーデンにソロを浴びたが、120球を投げて、広島福井に投げ勝った。ここまで2勝はいずれも横浜からで、広島戦は初勝利。「最初から飛ばしていくつもりでした。これをステップにしていきたい」と喜んだ。

 1学年上の由規が右肩の張りで2軍調整を続けている。「由規さんが戻ってくるまで、何とか頑張りたい。チームもこういう状況だし、踏ん張りたい」と、ローテーション投手としての責任感が芽生え始めている。4回2死一、三塁のチャンスでは、9番打者として、投手の足元を抜く強い打球を放った。惜しくも、広島木村の好守備に阻まれたが、攻守でチームをもり立てた。

 ローテーション投手としての安定感が出てきた。小川監督は「良かったですね。シーズン中に成長している感じを受ける。途中で崩れることがなくなった」とたたえた。荒木チーフ兼投手コーチは「だいぶ状況を見てピッチングができるようになった。決め切れずに粘られることはあるが、赤川も根負けしないで粘れている。そこは評価したい」と、3年目左腕の成長を喜んでいる。

 ◆赤川克紀(あかがわ・かつき)1990年(平2)7月31日、宮崎市生まれ。宮崎商では3年夏に同校を39年ぶりの甲子園出場に導く。08年ドラフト1巡目でヤクルト入団。昨年まで1軍登板2試合も、今季は16試合で3勝1敗、防御率2・02。184センチ、92キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸720万円。