<ヤクルト8-5阪神>◇28日◇神宮
阪神マット・マートン外野手(29)は連続試合安打を自己最多タイの「18」とした。2回に中前打を放つと、5回には左前打。5点を追う8回は先頭で左前にはじき返し、この回2得点を呼び込んだ。
12試合ぶりの猛打賞で打率は3割9厘。リーグトップの巨人長野に6毛差まで迫った。安打数でもトップの青木151本にあと1本とした。ただ、快調に突っ走るM砲とは対照的にチームは苦しい状況に。試合後の表情は沈んでいた。
「やっぱり負けたことが一番、悔しいよ。自分がどれだけ打っても負けてしまってはね。最後にもう1本出すことができれば…。敗戦が残念だ」
最も悔やんだのは3点を追った9回だ。1死二塁で三ゴロに倒れていた。逆転負けでの3連敗に、作り笑顔さえ見せられなかった。重たすぎる現実がマートンから笑顔を奪っている。
「まだチャンスはある。これからも戦い続けていかないといけない。良いチームを倒さないと上には行けない」
バスに乗り込む直前、必死で前向きな言葉を残した。今季ヤクルト戦は打率3割8分1厘。今日こそ、快音を勝利に結びつける。【佐井陽介】



