CSでも、オイサー!

 ソフトバンク大場翔太投手(26)が、CSで中継ぎフル回転する。今季は先発で6勝。8月には4勝を挙げ月間MVPも受賞するなどV2に貢献したが、23日までにCSでの中継ぎ起用が決定した。

 大場

 任されたところで、チームの勝利のために全力で自分の投球をするだけです。調整もうまくいっているし調子もいいので頑張りたい。

 「スクランブル」での強さが大場の武器だ。CSでは和田、摂津、杉内、ホールトンの先発4本柱がすでに確定。残りの枠を大隣、岩崎、山田と4人で争ってきたが、中継ぎ起用は「脱落」ではなく適性を買われてのものだ。今季は7月のロッテ戦で中継ぎとして自身2年ぶりの白星。その4日後には、ホールトンの体調不良により急きょ中3日で初先発した西武戦で1172日ぶりの先発勝利を挙げた。今季は若手4人の中でトップタイの白星を挙げているが、何が起こるかわからない短期決戦ではブルペン待機でチームの安心材料になる。

 博多祇園山笠の勇壮なかけ声「オイサー」で、夏場のチームとファンを盛り上げた。7月に「山笠カット」と呼ばれる頭頂部が真っ平らな髪形にしたことがきっかけで、お立ち台でも「オイサー」のパフォーマンスを披露。ファンの間でもすっかり定着した。伸びていた髪は、シーズン終盤に再び同じ形にカットして気合を入れ直した。お祭り男「オイサー」大場が、秋の博多をお祭りムードにする。【倉成孝史】