中日浅尾拓也投手(27)が、11月2日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを想定し“3連投テスト”を敢行する。今日25日から主力組が宮崎でのフェニックスリーグ3試合に参戦するが、そのうち2試合に登板予定。投げない1日もブルペンで実戦的な投球を行う構え。疲れ知らずの鉄腕が、チームを日本一に導く。
球団史上初の連覇に大きく貢献した浅尾が、次なる戦いに向け動きだす。24日は空路宮崎入りする前に、ナゴヤドームで2日連続となる通常の調整メニューをこなした。スッキリとした表情と明るいムードは、リフレッシュ完了と言わんばかりだった。
優勝を決め、胴上げ投手となった18日横浜戦(横浜)で今季最長の2回1/3を投げ、そのままビールかけで美酒に酔った。自身の球団記録を更新する79試合登板の疲労を考慮され翌19日に出場選手登録抹消。今日25日の日本ハム戦(アイビー)で「中6日」でのマウンドに上がる見込みだ。
同地で主力が出場予定の3試合のうち、浅尾の登板は25日と27日韓国ハンファ戦(サンマリン)が予想される。ここに、ブルペンでの実戦的投球を挟むことで、実質“3連投”のテストを課す。一気に実戦モードへと、体と心を引き戻す。
今季は連日のように厳しい場面で登板してきた。開幕後の「中6日」は1度しかなく、疲労がたまっていても不思議ではない。それでもCSに勝つために、自らの体にむち打つ。「久しぶりに投げるので、まずはストライクが入るかどうかですね」と笑わせた。
浅尾
課題を持って(宮崎に)行きます。まず、自分のストレートがしっかり投げられるようにすること。投げない日もブルペンでバッターに(打席に)立ってもらって、しっかりと調整したいと思っています。
昨季もポストシーズンでフル回転した。特にロッテとの日本シリーズでは7試合中4試合でマウンドに上がった。延長12回の末、日本一を逃した第7戦で3回2/3を投げ、決勝打を浴び敗戦投手になっている。あの悔しさは忘れていない。リーグMVPの筆頭候補は、南国・宮崎で戦闘態勢を整える。【八反誠】



