阪神福留孝介外野手(35)が早ければ20日の巨人との練習試合(沖縄セルラー)で対外試合に初出場する可能性が12日、浮上した。

 「状態がすごく良ければ、早めにお願いしますとなるかもしれない」

 福留は当初、初の対外試合を今月23日の日本ハム戦(名護)、24日のヤクルト戦(浦添)と想定していたが、状態次第では前倒しでの出場を首脳陣に希望する考えを明かした。今季初の「伝統の一戦」が虎での対外試合デビューとなれば、これ以上ない舞台だ。

 阪神にとって、巨人は昨年5勝15敗4分けとかもにされた相手。巻き返しが大きなテーマだ。福留は中日時代、巨人戦192試合で打率3割2厘、40本塁打と好成績を残している。内海らWBC組と対戦することはできないが、早い段階でライバルの力量を探る意味は大きい。

 今日13日には宜野座で行われる紅白戦で実戦デビューする。新戦力の中では唯一、実戦の打席に立っていなかったスラッガーがいよいよ初打席を迎える。

 「ブルペンで投手の球を見るのと、実戦で雰囲気を感じるのとでは違うから」

 着々と土台づくりを進める福留にとって、今回は目慣らしが主な目的となりそうだが、首脳陣、虎党にとっては注目の初打席だ。

 「福留はすべてのメニューをやっている。慣れる段階で疲れもあったが、第2クールからキレも出た」

 和田監督もこの日、得点力アップの切り札として期待した。実戦デビューを翌日に控えたこの日は、北谷町美浜に発見した癒やしスポット「CORAN」でストレッチ、マッサージを受け、コンディションを整えた。タテジマの背番号「8」で初めて立つ実戦の打席。百戦錬磨の男も少なからず、高揚していた。【鈴木忠平】