ソフトバンクのドラフト1位東浜巨投手(22=亜大)が、実戦デビューを前に珍しくピリピリムードを漂わせた。今日14日の紅白戦で白組の先発を務める予定で、13日は休日返上で約1時間トレーニング。その際、報道陣にキャッチボール以外は撮影を遠慮してほしいと初めて要望した。「アピールの場とは思わないでやれれば。考えずに投げたい」と話す表情も硬かった。取材には応じたが、いつもの笑顔はなく、言葉も短かった。

 初の取材自粛要請は、デビュー戦にかける意気込みゆえだ。1月の新人合同自主トレから紅白戦に合わせ調整してきた。大学時代、練習試合で打たれて課題を見つけてきたが、開幕ローテーションに入るにはメッタ打ちされるわけにもいかない。大事なマウンドを前に、前日から集中したかった。

 登板は2イニングの予定。高山投手コーチは「紅白戦からは自分が誰との競争をしているか、はっきりしてくる時期」と話す。紅組の先発武田と将来のエース候補対決。後攻の東浜が、まっさらなマウンドに立つ。【石橋隆雄】