<オープン戦:阪神2-4広島>◇20日◇レクザム
開幕ローテつかんだ!
広島の3年目右腕中崎翔太投手(20)が開幕ローテーション当確ランプをともした。阪神戦(日刊スポーツ主催)に先発し、6回6安打2失点(自責点1)。野村監督も「先発としてのメドは立った」と高評価だった。オープン戦4試合で防御率0・64と安定。開幕2カード目のヤクルト戦(マツダスタジアム)での登板が有力だ。
まだあどけなさの残る表情が、ぐっと引き締まった。4回、安打と失策に新井良の適時二塁打で1点を奪われ、なおも無死二、三塁のピンチ。中崎はここから粘った。新井を三飛。森田は歩かせ満塁としたが、坂、小宮山を打ち取って最少失点でしのいだ。6回2死から連打でもう1点を失ったが、6イニングを投げ、6安打2失点。先発としての責任を果たしてマウンドを降りた。
中崎
ピンチになってもインコースに強い球を投げて抑えられたので、よかったと思います。ゼロで行ければよかったですが、1点取られた後、粘れましたから。
これでオープン戦4試合に登板し、防御率は0・64。ここまで安定した数字を残している。6回の失点の仕方については苦言を呈した野村監督も、20歳の若き右腕の投げっぷりには満足げ。「粘り強く投げたね。(ローテの)何番目なのか分からないが、先発としてのメドは立った。どこで使うかは投手コーチと話して決めたい」と先発ローテ入りに合格点を与えた。
昨季は開幕1軍入りを果たしたが、わずか3試合に投げただけで2軍落ち。夏場に再び昇格すると、9月19日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で初先発して7回途中まで2失点投球。だが、危険球で退場となり、負け投手になった。
そんな悔しい思いを力に変え、3年目の飛躍につなげる。最も成長した点を問われると「試合をつくる投球ができているんじゃないかと思います」と笑った。山内投手コーチも「平均して今日のような投球ができれば」と高く評価した。
「これから練習でもしっかりやれれば」と開幕ローテ入りには慎重に言葉を選んだ中崎だが、今季初登板は2カード目のヤクルト戦(マツダスタジアム)が有力。昨季のリベンジを果たし、まずはプロ初勝利をもぎ取りにいく。【高垣誠】



