右足首捻挫で戦列を離れている日本ハム大谷翔平投手(18)が、明日28日のイースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)で実戦復帰することが濃厚になった。リハビリは順調に進んでおり、25日には屋外でフリー打撃を行うまでに回復。今日27日と明日28日朝の状態を確認し、問題がなければ、野手としての実戦復帰にゴーサインが出る。練習休日の26日は、千葉・鎌ケ谷の寮で完全休養にあてた。

 注目の二刀流ルーキーが、戦いの舞台に帰ってくる。右足首捻挫でリハビリ中の大谷が、明日28日のイースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)で実戦復帰する見込みとなった。起用法は流動的だが、指名打者か代打になりそうだ。

 練習休日のこの日は寮内で静養にあてたが、患部は順調に回復。25日の練習では、故障後初めてグラウンドでスパイクを履き、フリー打撃や80メートルの遠投もこなした。「今のいい感じでいければいいです」。本人も手応えを感じており、今日27日と28日当日の最終チェックで問題がなければ、試合出場する運びだ。

 26日、福岡から北海道へ移動した栗山監督は「2、3日中に(ブルペンに)入ると思う。それができれば、大まかな予定が立てられる」と話した。当初から投球練習再開を実戦復帰へのメドとしており、投打ともにリハビリは一歩進んだことになる。

 今後は野手として2軍戦で実戦感覚を取り戻しながら、投手としても本格的な投球練習を再開し、ファームでの実戦登板へとステップアップしていく。栗山監督は「野手としては能力は分かっていて使えるわけだけど、(5月14日からの)交流戦では(1カード)2試合ずつで、(下で)投げることを考えた時に2試合だけ連れてきても意味があるのか。今は探っている段階です」と話す。野手で1軍に昇格しても、登板のたびに2軍へと行き来することがネックになる。チームの戦力と大谷の育成、両面から考え、1軍再昇格は慎重に検討される。