<日本ハム2-5楽天>◇8日◇札幌ドーム
栗山ハムが今季ワーストとなる4連敗を喫した。先発木佐貫洋投手(32)が3回に5失点すると、7回にミチェル・アブレイユ内野手(34)の8試合ぶりとなる10号で2点を返すのが精いっぱい。楽天エース田中に11年から1分けを挟んで8連敗となった。この日、1軍再昇格した稲葉篤紀内野手(40)が5番・一塁でスタメン復帰したが、チームの連敗を止めることはできなかった。
完敗だった。また、マー君に負けた。試合終了と同時に栗山英樹監督(52)は脱帽。一礼してすぐにベンチ裏へ消えた。「ああいう形に、したくなかった」。木佐貫が3回に一挙5失点。4回までは完全投球を許し、7回にアブレイユの1発で一矢報いたが焼け石に水だった。「(田中は)試合の流れによって、投げ方を変えられるピッチャー。気持ちよく、というピッチングだった」。田中に対して11年シーズンから続く連敗は「8」に伸びた。
4番が攻守で奮闘も及ばなかった。5点ビハインドの5回の守備。中田はマギーの打球を好捕すると、大きく飛び出していた一塁走者を刺した。「(送球が)シュートしたけど、(一塁手の)稲葉さんに、よく取ってもらった」。今季3度目の補殺を記録すると、その裏の攻撃でチーム初安打を放った。必死に追い上げムードを演出したが「流れを変えてるのかな…」。チームの結果が伴わず、ため息をついた。
起爆剤も不発だった。極度の打撃不振のため、直訴して2軍調整を敢行した稲葉がこの日から1軍に復帰。即スタメン起用も4打数無安打と結果は伴わなかった。さらに、イースタン・リーグで打率4割超えと絶好調の近藤も今季初昇格。途中出場させたが2打数無安打に終わった。栗山監督は「(稲葉は)体のキレは戻ってきた。守ってくれるだけで安心感もでる」と前向きに話したが、打線の低調さは変わらなかった。
投打の歯車が、かみ合わない試合が続いている。前カードから続く連敗は今季ワーストの「4」に伸びた。借金はワーストタイの「5」となった。快投を許した天敵に、屈辱的な数字を突きつけられた。ゴールデンウイークは終わったが、チームの“連休”は続いたままだ。【木下大輔】



