<日本ハム2-6楽天>◇9日◇札幌ドーム

 エースの役割を果たせなかった。連敗ストップを託されていた日本ハム吉川光夫投手(25)が、イヌワシ打線の餌食になった。6回9安打5失点で3敗目。「カウントを整えに行くところで簡単に行き過ぎました」。1点を先制してもらった直後の2回。先頭のジョーンズへの四球をきっかけに同点とされた。続く3回は4長短打を浴びて重すぎる4点を献上。試合を決められた。

 不用意にストライクを取りにいって痛打を食らい続けた。「相手に流れが行った時こそ気をつけて丁寧に投げるべきでした」。連敗中のチームは、序盤のビハインドをはね返す力はなかった。1回はわずか9球で3者凡退と好スタート。「投げる度に、よくなっていると思う」と、2回には最速150キロもマークした。快投の予感十分だっただけに「もったいなかった」。失点した回は力みもあった。4回以降は無失点と意地を見せたが、充実感はなかった。

 5連敗が決まる瞬間は、ベンチの奥から立って見届けた。5失点以上は昨季の6月30日西武戦(西武ドーム)以来だった。MVP左腕の復調なくして、チームの再浮上はあり得ない。【木下大輔】