今月3勝5敗と負け越す西武が、再加速に向け、原点回帰の練習を行った。10日は雨天のため、鹿児島市内の鴨池ドームで全体練習を実施。かつてはロッテがキャンプ地で使用したが、現在は主に少年サッカーやフットサルが主要目的の同施設で、ベースも移動式のものだったが、投内連係、挟殺プレー、バント処理など、実戦を想定したノックを約40分間行った。渡辺久信監督(47)は「雑な面が目立っているし、上位にいるチームのゲームじゃなかった。初心に帰るというか、いろんな意味を込めて」とチームの雰囲気を引き締めた。
異例だったのは、打撃練習も同じだった。フリー打撃は行わず、ティー打撃と各打者が走者を想定しながらの1球勝負のみ。「エンドラン、右打ち」と決めた後、場面に応じた打撃に徹した。渡辺監督は「打つ方も少し自分本位なところがあったから。開幕時のように四球を選んだり、“つなぎ”をもう1度意識しようということ」と説明した。前日9日ロッテに敗れ、4月10日から守ってきた首位の座から陥落。試合後に語った「もう1度引き締める」の言葉通り、熱の帯びた約2時間30分の練習だった。【久保賢吾】




