<広島11-6中日>◇12日◇マツダスタジアム

 「30連勝しそう」と意気込んでいた中日高木守道監督(71)の夢は、ドタバタの末に10分の1の3連勝で止まった。予告先発の山内が開始1時間前に左背筋痛を訴え、登板回避。急きょ朝倉が2年ぶりに先発したが4回5失点。何とか追いついても救援陣が打ち込まれた。試合前は相次ぐ投手陣の故障すら「傷だらけの人生や」と、大好きな鶴田浩二の歌をもじって笑わせていた指揮官も一変、厳しい表情だ。

 心配なのは早くも5敗目、防御率7・66の田島。同点直後の6回から登板も、3安打1四球で降板。直後、三瀬が菊池に満塁弾を浴びた。岡田と並ぶ両リーグ最多22試合、6連投の疲労も隠せず。監督は「もうストライクも入らん。自信ないんやない。何とかせなあかんね」と2軍降格を検討せざるを得なくなった。

 井端も深刻だ。守っては併殺を決め切れず、バットでも18打席無安打。指揮官は「体が動かんから」と6回に代走を送った。「本人は出るというけど、休ませた方がいいんやない?

 あれだけの大選手はどう扱っていいかわからん」。こちらも2軍降格やスタメン落ちの検討に入った。

 また、この日昇格させた堂上直に代わる抹消は1人でいいところ、野本と中田亮の2人を外した。山内の故障でベンチ入り投手は7人しかいない上、代打の切り札も1枚欠いての敗戦。後味の悪さだけが残った。