<阪神9-5ソフトバンク>◇18日◇甲子園
ソフトバンクは大黒柱の摂津で連勝…と思いきや、よもやの大乱調で完敗を喫した。秋山監督も「ハ~」とため息を連発だ。それでも内川聖一外野手(30)が2シーズンぶりの1試合2発と気を吐く活躍。今日19日から本拠地に戻り、交流戦全勝中の中日2連戦。不動の3番を軸に活発化してきた打線が、チームをもり立てたい。
序盤の猛攻に沸く敵地甲子園を、内川がバットで静めにかかった。3回だ。2死から小嶋のチェンジアップをとらえた打球は、強い浜風にも乗って、左翼席中段への4号ソロ。「トゥーシェンが打ったあとだから流れを止めたくなかった」。直前の李杜軒に続く2者連続弾を振り返った。
8回には安藤の外角スライダーをバックスクリーンまで届け、5号ソロ。1試合2本塁打は11年9月7日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来。「勝ちに結びつけなきゃいけない。何とか摂津の負けを消してやりたかったけど…」。甲子園ではソフトバンク移籍後初アーチだったが、喜べるはずもない。
交流戦直前、打率が3割を切るなど調子が下降気味だった。「いい時の打ち方をやっても、必ず打てるわけじゃない。その時の体調によって違う。だからバッティングは難しい」。打撃の状態が良くも悪くも、試合後に打席の映像を必ず見る。
3月のWBCの激戦が、ボディーブローのように体に効いてきている。「疲れはたまりやすくなっている。あんなに腰が悪くなるとは思わなかったし。今も(影響は)ないことはない」。万全ではない中で、結果を残し続けるのが、ヒットメーカーたるゆえんだ。
この阪神2連戦は7安打の固め打ち。それまでの3戦連続無安打がうそのよう。「打ち方というか、意識を変えた。常に変えていかないと成長はないから」。具体的なポイントは伏せたが、藤本打撃コーチは「間の取り方とかじゃないか。早めに始動したり、自分で調整できる選手だから」と全幅の信頼を寄せる。
チームは波に乗れない。借金は再び3となった。ただ本拠地での中日戦は、07年6月から11連勝中。一時の不振を脱した内川が、先頭に立って、交流戦首位と好調な竜退治にかかる。【大池和幸】



