<ソフトバンク12-4中日>◇19日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンクの4番ブライアン・ラヘア内野手(30)がプライドを捨てた早出特打で、13試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 快音の5時間前。若手に交ざりメジャー21発の大砲が打ち込む姿があった。体重移動のバランスなど打撃フォームをチェックした。藤本打撃コーチが明かす。「自分から来た。調子が上がってこないから。低めの球に手を出さないように、ステップ幅を狭め、その調整をした」。自ら志願した異例の行動が試合で結果につながった。

 3回の左前適時打は1ボール2ストライクから、低めボール球直球を見逃し、低めフォークをカットした後の6球目を仕留めた。

 「自分の感覚が戻りつつある。忘れないようにしたい。明日も確認したいと思います」

 5打数2安打1打点。2三振は喫したものの、復調気配に気をよくした助っ人は、今日20日も連日の早出に参加することを宣言した。

 昨季はカブスで16本塁打。今までは「コーチの助言もあったが、自分で修正してきた」と言い続けてきた男が、コーチと今まで以上に話し合い、打ち込み二人三脚で不調から脱しようとしている。【石橋隆雄】