自己最多タイの開幕7連勝へ、楽天田中将大投手(24)が強力打線に立ち向かう。今日22日の巨人戦に先発。ローテーションの順番なら20日ヤクルト戦が登板日だったが、森山投手コーチは「巨人戦の頭を取りたいというのもある」と明かし、中5日から調整期間を7日に空けてセ首位の巨人にぶつける。

 チーム本塁打48本で12球団トップの打線に、田中は「DHも入ってくるのでより一層、破壊力は増す」と警戒。1発封じについては「しっかり投げ分けること。(内外角の)コースだったりです」と言葉に力を込めた。

 投げ分けをはっきりする-。本来、「無駄な球はいらない」と3球勝負で挑むことも多い。今季登板の7試合では球数が多く「状態自体はあまり良くないです」と話したが、前回登板ではプロ最速の直球155キロをマーク。三輪バッテリーコーチも巨人打線に対し「(走者の)状況もあるけど、3球勝負でいいでしょう」と太鼓判を押すほど、球威は上がっている。

 日本を代表する右腕とはいえ、3球勝負だけでは打ち取れない。田中は「三振を取るにしても、それが相手打者の待っていないボールだったりする。いろんなこと(攻め方)がある」とも言った。相手打者の読みを外すべく、意表を突く変化球でかわしたり、あえてボール球で誘惑したりする必要も出てくる。3月のWBCでは共に戦った巨人阿部から緩急をつけるため、カーブを多投するようアドバイスを受け、シーズンでも活用。引き出し全開で、ねじ伏せるつもりだ。

 沢村、坂本ら同世代の対戦に加え、長野らWBCのチームメートとの対戦もある。「そこは楽しみです」と心を躍らせたが、勝負となれば別。「1個でも多くアウトを取れればいい」と冷静に話した。今季は1試合平均の援護点6・29点と打線にも助けられている。「大量援護に守られ投げられているので、ビシッといきたいです」。エースで先手を取る。【斎藤庸裕】