<ソフトバンク3-4DeNA>◇23日◇ヤフオクドーム
盛り上がったのは1点差に迫った最終回の攻撃だけだった。3時間9分の試合の大半は、重い空気がドームを支配した。腰痛が回復して24日ぶりに先発したソフトバンク大隣憲司投手(28)が、6回4失点で3敗目。チームの3連勝を止め、悔しそうに唇をかんだ。
「打たれるべくして打たれるような投球をしてしまった。追い込んでからの球が甘く入ってしまった」。5月4日以来となる貯金1を逃した。大隣は4月29日ロッテ戦で腰痛を発症。5月3日に出場選手登録を抹消された。一時は腰を動かすことがつらいほど動けなかった。生まれつき、背骨の間隔が狭い。「それだけ腰に負担が直結する。衝撃が分散されないので」。早期の1軍復帰をあきらめ、入念に調整してきたが、序盤に失点を重ねた。
秋山監督は「3回連続で失点はよくないなぁ。もったいない。2ストライクと追い込んでから打たれた」と詰めの甘さを指摘した。2回に先制点を献上。3回1死二塁で多村に1ボール2ストライクから中前適時打。4回には先頭の中村に2ボール2ストライクからチェンジアップを左翼席まで運ばれた。2死後には山崎にも4年ぶりアーチのソロを許した。
「流れもリズムも悪くなってる部分が多い。調整します」。昨季は自己最多12勝で、WBC日本代表にも選ばれた左腕。今季も活躍なくして、チームの浮上はない。【大池和幸】



