ソフトバンク柳田悠岐外野手(25)に秋山監督からホームランダービーの賞金ゲット指令だ。初出場で他球団の先輩たちを差し置き、2戦とも出場は期待の表れ。現役時代に18年連続出場と常連だった指揮官から賞金50万円をかけた競争で「アピールするところなんだから、思い切って楽しんで来たらいい」とあおられた。野球殿堂入りの表彰で第1戦の西武ドームを訪れるため、思わぬ“参観日”となる。

 もっとも柳田は緊張感からか「まあ練習のつもりで打ちます。西武ドームはまだ1本くらい打てるかもしれないけど(浜風の)甲子園は無理」と威勢の言葉はない。ただ見逃しはカウントせず、本塁打以外はアウトになる1選手7アウト制はプラスに作用しそう。

 今年は確実性が増し、前半戦の打率はリーグ2位の3割3分7厘、出塁率はトップの4割4分2厘を誇る。ヘルメットを吹っ飛ばし、背骨が折れそうなフルスイングが代名詞ながら、選球眼の良さでリーグ3位の46四球を選んだ。「おいしい球」を選べるホームランダービーはうってつけ。最後まで「やるだけやってみます」と控えめでも飛距離は遠慮知らず。6月に140メートルの「場外弾」を放った西武ドームはデビュー戦にぴったりだ。【押谷謙爾】

 ◆ホームランダービーのルール

 3日時点で7本以上、または昨年15本以上の選手が対象で、公式サイトのファン投票で決定。1選手7アウト制で4人によるトーナメント方式。同数の場合はホームランダービーファン投票数上位、今季本塁打数、昨季本塁打数の順で順位決定し、決勝で0本の場合は引き分け。賞金は1試合当たり50万円。