<ソフトバンク3-1オリックス>◇26日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンク再奪首の立役者は、ベテラン細川亨捕手(34)だった。4回に4号決勝2ラン。「真っすぐ一本に絞っていた。よく飛びましたね。打球が低かったんで、入るとは思わなかった。とにかく強い打球を打とうと思った」。2死で一塁走者は本多。カウント2-1から二盗を警戒する場面で、東明の直球を狙い打った。会心の打球はバックスクリーン左へ。6月19日ヤクルト戦以来の1発となった。

 打席で氷川きよしの「きよしのズンドコ節」を長年使用する。効果的な一撃で「ズンドコ神話」ができつつある。本塁打を打てば今季は4戦全勝となった。FA移籍した11年以降、アーチが出た試合は12戦11勝の勝率9割1分7厘。先発バッテリーで本拠地のお立ち台に立ち、8勝目の中田も「勢いづけてくれる一打でした」と感謝した。

 守備のミスを帳消しにした。決勝弾の直前、無死一塁から2球連続で捕逸と暴投。三塁に進められ、同点とされていた。「全部自分のせい。暴投も普通に捕れた球。スキを見せたらダメ。(中田)賢一に申し訳ない。だからこそ自分で自分を怒った」と女房役の責任感がにじみ出た。秋山監督も「自分で打って取り返したね」と振り返った。

 オリックスに連勝し、今月15日以来の首位。指揮官は「昨日、今日を生かすのは明日だな」と、2年ぶりのオリックス戦同一カード3連勝をもくろんだ。実現すれば、一気に独走態勢を築きそうな勢いだ。【大池和幸】