<ソフトバンク4-3日本ハム>◇9日◇ヤフオクドーム

 サヨナラ勝ちしたソフトバンクの打の殊勲者が塚田なら、投のヒーローはルーキー右腕の森唯斗投手(22)だろう。延長10回に3番手で登板。3者三振で、相手に行きかかった流れを強烈に引き戻した。無傷の3勝目も、2勝目まではともに札幌ドーム。本拠地では記念すべき初勝利となった。塚田と若手2人でお立ち台に立った。

 「思い切っていくことだけを考えた。1球1球だった。120%の気合を入れていった。チーム一丸となった1勝だと思う」

 まず7番の大引を見逃し。カーブで意表を突いた。谷口は得意のカットボール、市川は直球で空振りを奪うと「ヨッシャー」とほえた。

 岡島の故障離脱にともない、勝利の方程式に組み込まれた。層が厚いブルペン陣に割って入り、ここまでチーム5番目の35試合に登板している。気持ちの強さが最大の持ち味。この日は同点にされた9回表に出番を告げられたが「気持ちも体もいつも準備しているので万全でした」と涼しい顔だった。防御率1・84も堂々たる数字。首脳陣の評価もうなぎ上りだ。