15年の和田虎は1番鳥谷キャプテンに再挑戦!!

 阪神和田豊監督(52)が10日、鳴尾浜球場を訪れ、残留表明した鳥谷敬内野手(33)の「1番起用構想」を語った。長打あり、四球あり、盗塁ありの万能タイプに寄せる期待は大きい。今季、鳥谷の1番起用について問われると包み隠さず思いを明かす。

 「そういうことも進んでくる。現時点で決めていることはない。1人だけのことじゃないし(打線の)つながりもあるけど、去年は『これで行こう!』となって(実現は)3試合しかない。そういう気持ちはある。オレの頭の中にはある」

 指揮官は昨年も鳥谷の1番プランを推進。「トリの1番も面白い。1番なら30盗塁ぐらいするよ」とも話していた。開幕戦の3月28日巨人戦から起用したが、同30日に西岡が負傷して離脱し、以降は3番の打順に移った。いわば志半ばの攻撃型オーダー。理想を追求し、オープン戦などで試すことになりそうだ。

 今年も鳥谷にキャプテンを任せる方向だ。和田監督は「オレはそのつもりでいるよ。まだ、しっかり話をする機会を持てていないからね」と話す。11年12月から主将に就いた鳥谷は沖縄県内でロッテ井口らと自主トレ中。チームリーダーと意思疎通を図り、V奪回を狙う。【酒井俊作】