楽天片山博視投手(27)が内野手に転向することが10日、球団から発表された。この日の練習メニューから野手組に入り、フルで練習をこなした。

 前日9日に大久保監督に正式に野手転向を自ら志願。球団も了承し、転向が決まった。片山は「昨年肘の故障があって、今年左肘がダメなら転向しようと思っていた。キャンプ1クール目で痛みが出たので決断した」と説明した。もともと長打力の潜在能力があり、野村元監督も打者転向プランを公言していたほど。この日のフリー打撃では60スイング中12本が柵越えと、パワーを見せた。

 片山は05年に高校生ドラフトで1位指名を受け、左の中継ぎとして活躍。10年目の再出発となる。