このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 野球 > ニュース


野球メニュー

ダル、初対面ルーキー中田に“説教”

ダルビッシュ(左)から体形のことをチクリと言われた中田(撮影・黒川智章)
ダルビッシュ(左)から体形のことをチクリと言われた中田(撮影・黒川智章)

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が19日、大物ルーキー中田翔内野手(18=大阪桐蔭)との初対面で“説教”した。有&翔の対面は、東京都内で行われた親会社のイベントで実現。中田に「法律に従って。休みの日は羽目を外しすぎるな」「小遣い30万円は多すぎる」「リップサービスしすぎ」と苦言を連発した。かつてプロ1年目に未成年で喫煙騒動を起こした教訓も交えての球界NO・1投手の言葉に、さすがの怪物新人も恐縮しきりだった。

 ダルビッシュの口から、中田へのお小言が次々と飛び出した。報道陣に囲まれ、第一印象を聞かれると「思ったほど背が高くないなあ。僕がデカイのもあるけど」と話した瞬間、“しゃべり”のスイッチが入った。大物新人との初顔合わせでテンションが上がったのか、苦言を連発した。

 奔放な発言について「リップサービスしすぎかな」と笑いながらも難色を示した。「たまに言う方が価値がある」と持論を展開し、彼女の存在や小遣い30万円などを披露したことに「プライベートをしゃべりすぎて大丈夫かなって思う」「30万円? 多いと思いますよ。自分は小遣い制ではないですけど」と明かした。このオフの契約更改では、史上最速4年目で2億円に達したダルビッシュだが、入団当時の小遣いは2万円。破格の中田をピシャリとシメた。

 私生活への助言も忘れない。「休みの日は羽目を外さないように。いい選手は常にマイペースなので」。甲子園で活躍してのプロ入りという共通項があり、いきなり私生活まで注目されてしまうことは経験上、身に染みている。また、行動については「法律に従って自由に遊べばいい」と、こちらは1年目のキャンプで喫煙問題を起こし謹慎した自身の苦い経験を思い出して? アドバイスを送った。

 もちろん、1年目から注目されるつらさはよくわかる。「しんどいだろうと思う。ただ、楽しそうにしているので、得な性格だなと思う」と、しっかり中田を観察していた。「(小遣いも)活躍して稼げばいい。オープン戦にはすぐ出られると思うし、まずはキャンプのことだけを考えてほしい」と話した。

 ステージ上で、実現した「有&翔」の初のツーショットの印象は「(中田は)やっぱり横にでかい。高校生っぽくない」とチクリ。中田から「少し怖いです」と言われると「怖くないです」と真顔で圧倒し、役者の違いも示した。そう言いながら、ファンからの「野球と奥さんのどっちが大事」の質問には「奥さんです」と即答してニヤリ。怪物ルーキーにチームの顔の貫録を見せつけながら、新しい魅力が2人に見えた。【村上秀明】

[2008年1月20日9時32分 紙面から]

  • エヌスクへ

【PR】

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

「ダル、初対面ルーキー中田に“説教”」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ