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巨人内海が右脇腹に張りでリタイア
巨人宮崎春季キャンプ第1クール最終日の3日、内海哲也投手(25)が右脇腹に軽い張りを訴え別メニュー調整となった。1日のブルペン投球中に違和感を覚え、大事を取り午前中で練習を終えた。大事に至っていないが、3日目にしての「リタイア1号」が、ローテの柱として期待する左腕。原辰徳監督(49)は厳しい言葉で叱咤(しった)し「カミナリ1号」を落とした。
日本一奪回へ、一丸で船出した。若手中心のB班宿舎キャプテンとして指名もした。だからこそ、原監督は厳しかった。「時期が早いとか軽症とかいう言葉を使いたくない。立場、役割を理解して欲しい。強い自覚を持ってもらいたい。そういう立場にいる選手なんだから」。怒りを押し殺すように言った。
内海は練習を筋力トレだけで終え宿舎に戻った。午後からはベテラン組が宿泊するホテルに歩いて移動。約2時間、マッサージ治療など入念なケアを行った。自室へと戻る道では、うつむき加減で猛反省した。
内海「この時期の別メニューは本当に悔しいし、情けない。今日、(休日の)明日と部屋から1歩も出ません」。
フォーム改良に着手。下半身の右半分を従来より大きく使うため「痛めたことのない」右脇腹に負担がかかった。意欲の現れが原因で、「次のクールは大丈夫」と大事に至っていないのは幸いだ。だが2年連続2ケタ左腕の、3日目での別メニューは、他の選手と意味合いが異なる。原監督の言葉を真摯(しんし)に受け止め、巻き返すしかない。【宮下敬至】
[2008年2月4日9時53分 紙面から]
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