<アイスリボン>31日◇後楽園ホール◇観衆593人

 プロレス界初となる中学生同士のシングルが後楽園大会のメーンを飾った。王者・つくしは中学3年生(15)で4月1日より高校へ進学となる。くるみは中学1年(13)だ。

 くるみにとって、つくしは同期と言え、つねに先を行っていた存在。デビューもつくしが早く、練習の覚えこみでも、後れを取っていたという、。それだけに何が何でも差を縮めたいくるみは序盤から逆エビ固めで絞り上げ、つくしの動きを封じにかかる。

 それでも、つくしはフロッグスプラッシュをかわして反撃開始。最後はタイガースープレックスを決め、見事初防衛に成功した。

 つくしは「今日で中学生レスラーを卒業し、明日から高校生レスラーを歩んでいきたいと思います。くるみとは同期だし、一番近い存在だと思っているのでこれからも一緒に成長していきたいと思います」とくるみの腕を持ち、ともに観客席へ頭を下げた。

 つくしは試合後、「最後にくるみとの試合で防衛することができて、本当によかったです。このベルトをずっと守り続けて、プロレス界のNO・1になりたいです。これで、中学生までの人生がすっきりできました。4月9日が入学式なので、ベルトを持って行きたいです」とコメントした。