<W-1:旗揚げ大会>◇8日◇東京・東京ドームシティホール◇2500人
思いを込めたムーンサルトが、世界一を目指す航海の船出を高らかに告げた。7月に設立された、武藤敬司(50)率いる「W-1」の旗揚げ大会が行われた。対戦相手がすべて「X」という前代未聞の初陣は、当日券販売なしの2500人超満員。関本大介、柴田勝頼、桜庭和志、ボブ・サップ。「X」が明らかになるたびに、会場の熱気はぐんぐんと高まった。
締めは武藤だった。「めでたい時にしか出さない縁起物」のムーンサルトを完璧に決め、団体の存在をファンにアピールした。「世界で1番のプロレス団体を目指して頑張っていきます!」。誇らしそうに宣言すると、全日本を退団し、自身の後ろを付いてきた後輩たちと、がっちりと握手を交わした。
15日の名古屋大会からは、年間70試合を目指す地方大会もスタート。選手数の少なさなど、まだまだ課題は山積も「みんなでプロレス頭を働かせて少しずつ前に進みたい」と力を込めた。分裂という苦しい時を乗り越え、選手たちはプロレスラーであることをかみしめるように戦った。W-1が大きく、確実な1歩を踏み出した。【奥山将志】

