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詳細速報 <新日本1・4東京ドーム>

◆新日本プロレス「レッスルキングダム3」

◇東京ドーム◇2009年1月4日◇16:00 ◇観衆4万人  
棚橋IWGP王者!武藤から奪還

 IWGPヘビー級選手権は挑戦者の棚橋弘至(32=新日本)が王者の武藤敬司(46=全日本)を下し、初代アントニオ猪木以来区切りの第50代王者になった。武藤の徹底したひざ攻撃に追い込まれた棚橋だが、最後はハイフライフロー2連発で流出していた新日本の至宝ベルトを奪還し、試合後には次期挑戦者として中邑真輔を指名した。
今大会で開催されたIWGPの4つのタイトル戦(ヘビー、ジュニアのシングル、タッグ)すべてでベルトが移動する波乱の大会になった。

▽IWGPヘビー級選手権試合60分1本
○棚橋弘至
(挑戦者)
30分22秒
  片エビ固め
武藤敬司×
(王者)
 挑戦者の棚橋が武藤を下してベルトを奪還、第50代IWGPヘビー級王座に就いた。試合は完全に武藤のペースだった。開始直後から武藤は徹底してひざを攻めてきた。鉄柵、コーナーロープを利用してのドラゴンスクリューを連発。さらに4の字固めで痛めつけ、シャイニングウィザードの連打と、老かいな攻めで追い込んできた。棚橋も反撃は見せるが単発で主導権を奪えなかったが、粘り強くキックアウトを続けたことで勝機が見えた。圧倒的に攻め続けた武藤だが、25分をすぎると疲れが見え始め、動きが鈍った。コーナーからの月面水爆を自爆してひざを強打すると棚橋が逆襲。この試合唯一と言っていい勝機を逃さずハイフライフロー2連発。返されるとさらにハイフライフロー2連発でついに3カウントを奪った。試合後にマイクを握った棚橋は「新日本に王者は1人しかいらない。真輔、次はお前だ」と過去2度敗れている中邑を次の挑戦者に指名。中邑も「やってやる」と応じて、棚橋と中邑のIWGP戦が濃厚になった。武藤は5度目の防衛に失敗した。
 ◆棚橋「プロレスラーになって、いろいろあって、ケガして、アメリカに行って、そして今日という日を迎えられて本当に感謝しています。(中邑を指名したのは?)悔しいと思う。武藤敬司に負けたのに、オレが取っちゃったんだから。いつも比較されてるけど、それじゃダメだと思う。次にやるとしたら真輔しかいない。それが09年プロレスの夜明けになると思います。(勝因は)武藤敬司がトップロープに上がって(何もできずに)着地したのを見て、オレのひざ攻めが効いているんだな、天才って言われてても弱い所あるんだなって。そこで気持ちがイーブンになれたっていうか、あきらめちゃダメだって気持ちになりましたね。武藤敬司っていう存在があったから、オレはここまで引っ張られたっていうか、プロレスってそういうものだと思うんですよね。誰かと誰かが戦って、次につながっていく。プロレスは不滅ですよ。今日はマジメに戦ったんですけど、それもオレだし、いつものチャラけるのもオレ。何も隠さずにこれからはさらけ出したチャンピオンになりたいですね。愛してますって言ってますけど、愛するばかりじゃなく、みんなに愛されたいです。愛してください」。
 ◆武藤「悔しいという気持ちでいっぱいだけど、ベルトを取ってから半年、このベルトの価値を高めるためにまい進してきたからね。昨日の駅伝じゃないけど、この区間は一生懸命走ったから。たすきは棚橋に渡したわけでね。この区間賞は取ったって自分で勝手に思ってるけどな。今日の棚橋は一番よかったんじゃないか。ただ、ひとつ言えるのは、新日本を守ったのはオレたちとかみんな言うけど、守ってないからオレが呼ばれてるわけで、もう呼ばれないようにしてくれ。以上! かと言って、10年後の東京ドームにオレが出てるかもしれないけどな」。
▽60分1本
後藤洋央紀
○中邑真輔
15分17秒
腕ひしぎ逆十字固め
杉浦貴×
三沢光晴
 新日本中邑が逆転の腕ひしぎでノア杉浦を下した。メジャー2団体のメンツをかけた戦い。意地と意地がぶつかり合った。エルボー、キックを真正面から打ち合う強烈な打撃戦でスタート。特に三沢のローリングエルボーの威力はすさまじく、中邑、後藤とも大きなダメージを負った。主導権を握ったノアは杉浦が原爆固め、五輪スラムで中邑を追い込む。新日本コンビも中邑のランドスライド、後藤の昇天で反撃するが単発で後続がない。ノアは三沢が後藤を場外で攻める間に、杉浦が五輪スラム、原爆固めを中邑に放って攻勢。さらに五輪スラムを狙ったが、中邑が飛びつき式の腕ひしぎで切り返した。完ぺきな逆関節技。必至に耐えた杉浦も最後はタップした。三沢のサポートで攻め続けた杉浦だが、投げ技に頼りすぎて詰めを誤った。試合後には東京ドーム内に新日本プロレスのテーマが鳴り響き、中邑と後藤は何度も拳を振り上げて勝利をアピールした。
 ◆中邑「オレたちが勝った。文句が少しでもあるなら、いつでもオレたちの名前を出せばいい。ドームだし新日本のリング。オレたちは負けるわけにいかないから。でも、プロレスは負けて終わりじゃない。オレもそうやってはい上がってきたんで。(三沢のエルボーは)聞きしに勝るというか、痛いだけじゃない、すごいだけじゃない。三沢のエルボーってこれかって。言葉では表現できないけど効きましたよ。あれはすげぇ武器だなって思いますね。(杉浦は)あんなおもしろいヤツとは思ってなかったですね。イメージしてたノアの選手じゃなかった気がします。すごく熱くて、技術は本物だなって。(三沢とのシングルは)やっておかなければいけない1人だとは思います」。  ◆後藤「完璧な勝利。これで対抗戦が終わってもいいんじゃないかな。ノアが何て言い訳するのか楽しみですけど。オレたちはまだ若いって言われますけど、もう追い越しているというか、すべてが上だったから勝った。それでも何か言ってくるならいつでも受けますよ」。
 ◆三沢「向こうのほうが意気がよかったね。こっちはオレが足を引っ張ったかな。ただ、最後はたまたまタイミングが合って入っちゃっただけで、完全に負けたかと言うとクエスチョンという部分はあるんで。(中邑、後藤は)いい選手だなと思います。ボクじゃなく、うちの選手とやらせたいなって思います。機会があればどんどんね。うちはリングを選ばないんで。マットがブルーでもグリーンでもね」。  ◆杉浦「キャリアは同じくらいですけど、若い選手とやれてよかったですね、勢いがあって。またどこかでクロスできればって。今日はまだやり足りないし、会社がOKだったら1人で乗り込んでもいい」。
▽IWGPタッグ選手権試合ハードコアルール60分1本
ブラザー・ディーボーン
○ブラザー・レイ
(挑戦者組)
15分34秒 
片エビ固め
矢野通
真壁刀義×
(王者組)
 TNAからの挑戦者「TEAM 3D」が真壁、矢野の王者組を下し、第52代IWGPタッグ王座を獲得した。天山、小島組の欠場で3WAYからハードコアマッチに変更された。王者組は竹刀、ゴミ箱、イス、机と巧みに凶器を使いこなしてペースを掌握。タッチワークもスムーズで挑戦者コンビを何度も3カウント寸前まで追い込んだ。しかし、試合を決めにかかった真壁のチェーンラリアットが矢野を誤爆すると流れは激変。3Dはダウンする矢野を尻目に真壁をにダッドリーデスドロップ(3D)を決めてベルトを手に入れた。マイクを握ったレイは「トーキョー、アリガトウ」と絶叫し、ベルトを高々と掲げた。王者組は5度目の防衛に失敗。IWGPタッグはジュニアに続いてヘビーの王座もTNAに流出する緊急事態になった。
 ◆レイ「これでオレたちの強さは証明した。ここまでタッグタイトルを総なめにしたチームは歴史上いないだろう。オレたちを憎むファンも好きなファンもいると思う。ただ、オレたちリスペクトしろ。数々のタイトルを総なめにして21回目。オレたちが1番だ。新日本はハッピーだと思っていい。世界一のチームがベルトを巻いたんだから。真壁、矢野は日本だけでベルトを守ってきた。自分たちはアメリカ、イギリス、ドイツ、アイルランド、あらゆるところに持って行って価値を高める。小島、天山は今夜は来ることができなかったが、万全なコンディションで復帰できたときに、本来行うはずだった試合をやろう」。
 ◆ディーボーン「タイトルがかかっていてもかかってなくても、場所がどこだろうと、いろんなチームが挑戦してきたけど、我々は必ず強烈な技3Dでみんな沈めてきた。(防衛戦の)場所はどこでもいい。彼らは強いし、素晴らしいチーム。再戦したければ、いつでもやってやる」。
 ◆矢野「ふざけんな! 今すぐでもいい。リマッチを組め! あれはオレたちのベルトなんだよ」。  ◆真壁「オレたちはなんべんでもいくんだよ! リマッチ組め、このヤロー! (チーム3Dに)2年連続で敗戦? だからなんだよ!」。
▽60分1本
○秋山準 10分27秒
体固め
中西学×
 秋山が専大レスリング部の先輩中西を下した。ヘビー級らしい力のこもった戦い。重いエルボー、チョップで張り合い、ひざ蹴り、ラリアットで吹っ飛ばす。中西が7分すぎにアルゼンチンで担ぎ上げて主導権を握ったかに見えた。しかし、ノア代表として東京ドームでの負けが許されない秋山は、DDTで反撃に出るとジャンピングニーからエクスプロイダー。これはキックアウトされたが、間髪入れずにリストクラッチ式エクスプロイダーを決めてフォールした。佐々木健介の保持するノアのGHCヘビー級王座挑戦を表明した中西だが、この敗戦で大きく後退した。
 ◆秋山「大学の先輩とか青春ドラマみたいにあおられてましたけど、そういうのはパッとしなくて、あくまで新日本との戦いですから。それはあの人もそうでしょうし。卒業してだいぶたちますからね。今は団体も違うし、交流戦で来てるわけじゃないから。交流戦じゃ僕の存在価値はなくなりますから。他の人間がどう考えてるかわからないけど、僕は点で終わらせるつもりはない。ほかのヤツらがね、このドームを見て、あのメンバーを見て、あそこに入りたいって思うのがレスラーだと思うし。僕自身だけじゃなく、ノアを考えても点で終わらせたくない。あとはノアの度量ですけどね。僕は今日勝ったんで、勝ち逃げさせるかさせないかは、新日本さんが決めることだと思います」。
▽世界ヘビー級選手権試合60分1本
○永田裕志
(王者)
11分41秒
岩石落とし固め
田中将斗×
(挑戦者)
 永田が世界ヘビー級王座の3度目の防衛に成功した。田中と意地と意地をぶつけ合う激しい攻防。ゴング直後の場外戦で脳天をイスで打ち抜かれたが、エルボー、ミドルキック、ひざ蹴りを容赦なく打ち返し、開始5分で2人とも額から流血した。田中の雪崩式岩石落とし、スライディングDで追い込まれた永田だが、3カウント直前でキックアウト。2発目のスライディングDに対しては巧みに体を入れ替えナガタロックへ。これでペースをつかむと右ハイキックをはさみながら岩石落としの3連発でフォール勝ちした。試合後にはリングインした田中のセコンド大谷とにらみ合い。大谷は次期挑戦者に名乗りを上げた。
 ◆永田「1発1発の技が強烈ですよね。あの体格でどうしてあそこまでの力が出て、的確なのか。彼のレスリングレベルはすごいですよ。対抗戦とかね、ケンカみたいな試合っていうのは多々やってきてますからね。ただ、田中将斗はすごいですよ。ああいうはい上がる人間は好きな選手なんで、倒すことができてうれしい反面、切なさみたいなものもありますね。(ヒジで流血させたが?)本当は先端を使うのは反則なんだけど、とっさに出たというか、出さざるを得なかったというか。自制する気持ちが飛んで出してしまいました。(挑戦をアピールした大谷については)意思表示するのは勝手ですけどね。オレは大谷を退けてから田中に挑戦したんですよ。来るならハクをつけて来いと。季節外れの火祭りでもやってね。挑戦を受けるのはいいけど、お前らのベルトを安っぽくしていいのかって、そんな簡単なものなのかってことですよね」。
▽30分1本
ケビン・ナッシュ
○カート・アングル
蝶野正洋
長州力
7分9秒
アンクルロック
カール・アンダーソン×
ジャイアント・バーナード
石井智宏
飯塚高史
 蝶野率いるレジェンド軍が快勝した。身長200センチを超えるバーナードとナッシュの対決はド迫力。アングルは高速フロントスープレックスで石井を投げ捨て、長州は、アンダーソンをラリアットで吹っ飛ばす。蝶野は巧みなインサイドワークでチームをまとめ、飯塚、石井のGBH軍は反撃の糸口さえ見つけられない。最後は蝶野が石井にSTFを、長州が飯塚にサソリ固めを決め、ナッシュが場外でバーナードを激しく合う合う間にアングルがアンクルロックをアンダーソンに決め、タップさせた。TNAと新日本のレジェンド連合軍の強さだけが目立った試合だった。
▽IWGPジュニアヘビー級選手権試合60分1本
○タイガーマスク
(挑戦者組)
8分48秒
変型猛虎原爆固め
 ロウ・キー×
(王者組)
 「白」のコスチュームで必勝を期したタイガーマスクが、IWGPジュニアヘビー級王座の奪還に成功し56代王者になった。ロウキーの奇襲を受けて序盤から場外戦という荒れた展開。しかしタイガーは冷静に対応し、花道のツームストンパイルドライバーで大きなダメージを与え、反撃のフットスタンプをかわしてペースを握った。フィニッシュはミレニアムスープレックス、猛虎原爆固め連発から足と手をロックしての変型猛虎原爆固め。初披露の新技で完ぺきな3カウントを奪った。
 ◆タイガー「(取られてから)長かったですね。期間的には4カ月ですが、あの日から自分の中での戦いは止まってしまっていたと思うんで。最初からああやって飛ばしてくるのは思っていた通りなので、対処できたかなって思ってます。新技って考えたことがなかったんですが(最後の技は)バックドロップとタイガースープレックスをクロスさせたらどうだろう? って道場で試してみたんです。技の名前はまだ考えてないですね。(会見場にミスティコが現れて挑戦をアピールしてきたが)もっと新日本のシリーズにも出てもらってね。いずれはやりたいと思います」。
 ◆ロウキー「はっきり言って、何を言っていいかわからない。必ず勝てると思っていた。前回の対戦と比較して腕力がついたような気がするが、そんなのは理由にならない。でも、勝つことしか考えてなくて、今も考えてる。それなのに失敗した。それだけだ。(新技は)今だかつて見たことない強烈な技だった。それが決まった。それだけ(今後については)真っ白だね。チャンピオンとして来て、チャンピオンとして帰ることしか考えてなかったから」。
▽IWGPジュニアタッグ選手権試合60分1本
○クリス・セイビン
アレックス・シェリー
(挑戦者組)
13分21秒
エビ固め
内藤哲也×
裕次郎
(王者組)
 シェリー、セイビンの「MOTOR CITY MACHINE GUNS」が、裕次郎、内藤の「NO LIMIT」を下し、第23代IWGPジュニアタッグ王座を獲得した。序盤からMACHINE GUNSが素早いタッチワークと連係技でペースをつかんだ。NO LIMITのパワーに苦しみながら、裕次郎を場外に落として内藤をリングに孤立さ、ターゲットを絞り込む。合体のトーラスキックからメイドインデトロイト(雪崩式パワーボムと不知火の合体技)で完ぺきな3カウントを奪った。リミックスレボリューションなど大技を見せた王者組だが、技のキレ、個々の動き、連係ともTNAのトップで戦うMACHINE GUNSに遠く及ばず、2度目の防衛戦は無念の完敗だった。
 ◆セイビン「初めて彼と組んだ時からわかっていたが、IWGP王者になったことで我々が世界でNO・1であることを証明した。自分のブラザーは血を流してまでNO・1であることを見せるけた。新日本の選手で自分たちと戦いたい選手がいるなら逆に教えてほしい。自分たちはいろんな国で戦ってきたが、日本人レスラーを一番尊敬している。こうしてタイトルを取ったんだから、新日本は自分たちを呼ぶ義務がある。頻繁に来日することができるだろうし、日本ファンに自分たちの試合を見てもらうことができるはずだ」。
◆シェリー「今はもうろうとして、鼻も折れてしまったかもしれないけど、ベルトをTNAに持って帰ってずっと守り続ける。取り返したければ、いつでもTNAに来い。自分たちが手放すことはない。逆に招待状を出しますよ。邪道&外道でもプリンス&稔でも。挑戦してみるがいい。飛行機代が無駄になるだけだがな。彼らはNO LIMIT(限界なし)と名乗っているが、LIMITがあることを証明してやった。彼らはウソつきだ」。
 ◆裕次郎「ベルトを取られたけど、一からやり直すつもりはさらさらありません。内藤と2人であいつらの住んでるアメリカまで取り戻しに行ってやるよ。負けたことをとやかく言ってもしょうがないんで。今はTNAに乗り込んで取り返すことしか頭にないです。あの2人はオレたちの獲物。誰にも渡さない。どこまでも行ってやるよ」。  ◆内藤「オレらしかいないでしょ。TNAに行きますよ。3カ月くらいベルトを巻いちまったから、あの快感が忘れらない。アメリカに行ってきます」。
▽30分1本
佐野巧真
○獣神サンダー・ライガー
8分47秒
体固め
金本浩二×
井上亘
 ライガーがデビュー20周年記念試合を飾った。ノア佐野との久々のタッグ結成に戸惑い、同士打ちなど序盤はミスが目立ったが徐々にペースをつかんだ。佐野がソバット、フットスタンプで井上を集中攻撃して金本と分断すると、ライガーはリング上で金本と向かい合った。金本のカカト固め、月面水爆の連続技にフォール負け寸前まで追い込まれたが、佐野の好フォローを受けて掌打から垂直落下、さらに雪崩式ブレンバスターとつないで3カウントを奪取した。
▽30分1本
○ミスティコ
プリンス・デヴィット
田口隆祐
9分50秒
ラ・ミスティカ
アベルノ×
邪道
外道
 メキシコCMLLの“神の子”ミスティコが、華麗な空中技で観客を魅了した。小柄な体で先発出場するとトペ、旋回式ヘッドシザーズホイップ、プランチャと大技の連続で大歓声を集める。チームを組んだ田口、デヴィットは完全にサポート役に徹して邪道、外道とアベルノを分断し、メキシカン2人の一騎打ちに。ミスティコはアベルノのラ・マヒストラルをカウント3寸前でキックアウトすると、一気に必殺のラ・ミスティカ(竜巻式脇固め)で勝負を決めた。
第0試合15分1本
石狩太一

○ミラノコレクションA.T.
6分24秒
エビ固め
×吉橋伸雄
岡田かずちか
平沢光秀
 第0試合として行われた6人タッグは、ベテランが若手を一蹴した。ゴングと同時に攻勢に出たのは若手組。平沢はスピアーでミラノを吹き飛ばし、吉橋は得意の腕ひしぎで稔を締め上げた。吉橋がミラノを小包固めでフォールか、というシーンもあったが、連係ではベテラン組が一枚上手。稔がカットに入って若手組を分断すると吉橋にターゲットを絞る。ミラノがカウンターのラウンドハウスキックで動きを止めると、石狩との合体技スーパースクラップキック(合体トラースキック)1発で勝負を決めた。


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