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詳細速報 <新日本4・5両国>

◆新日本プロレス「Resolution ’09」

◇東京・両国国技館◇2009年4月5日◇17:00◇観衆8000人  
棚橋がアングル下し2度目の防衛

 IWGPヘビー級王者の棚橋弘至(32)が、挑戦者カート・アングル(40)を下して2度目の防衛に成功した。世界の頂点に立った強豪と終始互角に渡り合い、アングルスラム、アンクルロックを耐え抜いた上でハイフライフロー2連発で勝負を決めた。アングルとの対戦に興奮していたというが、前日会見で体調が万全でないと見抜いていたことを明かすなど、冷静さも光った。5月3日の福岡大会では後藤洋央紀の挑戦を受けるが「向こうは3度目の挑戦でしょ? 確かオレも(ベルトを奪取したのは)3度目だった。後藤は実績を積み重ねてきてるけど、そうはいかないよ」と自信を言葉にした。

▽IWGPヘビー級選手権試合60分1本
○棚橋弘至
(王者)
15分11秒
片エビ固め
カート・アングル×
(挑戦者)
 棚橋が米WWE、TNAの頂点に立ったアングルを下して2度目の防衛に成功した。立ち上がりから棚橋は互角以上に渡り合い、攻撃のテンポよかった。アングルに顔面をかきむしられ、雪崩式アングルスラムを浴びたが、ハットトリックジャーマンの3発目を許さず、逆にフルネルソンスープレックスで投げ捨てる。ハイフライスローをかわされ、アングルスラム、アンクルロックに捕まってもドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールドで返した。再びアンクルロックを決められたが、遠距離からのスリングブレイドでで突破口を開き、立っているアングルにハイフライスローで倒してハイフライスロー2連発で3カウントを奪った。
▽60分1本
○中邑真輔 12分42秒
片エビ固め
真壁刀義×
 3度目の決着戦は意外な結末だった。中邑は入場を襲われたが、ヒザ蹴り連発、フロントネックロック、ニーリフト、顔面蹴り、バックドロップと一方的な攻め込んだ。真壁のグーパンチ、ラリアット3連発、パワースラム、デスバレーボムを浴び、スパイダージャーマンも食った。ダイビングニードロップはかわしたが、相手セコンドのイス攻撃もあって流れをつかめなかった。しかし、GBH矢野がイスを持ってリングに上がると、中邑ではなく真壁を一撃。中邑がランドスライドで試合を終わらせると、矢野は本間をイスで殴ってジャーマン、真壁に鬼殺しを浴びせた。中邑もダブルアーム式パイルドライバーで真壁を徹底的に痛めつけ、2人で同じ花道を退場した。
▽チェーンデスマッチ60分1本
○飯塚高史 21分58秒
レフェリーストップ
永田裕志×
 飯塚が得意のチェーンデスマッチで永田を下した。チェーンを手首に巻きつける前に襲い掛かって額から流血させ、試合開始後も一方的にチェーンを使ってパンチを連打。怒った永田に首を絞められ、タランチュラ式の首4の字固め、エルボー、ヘッドバット、ヒザ蹴り、ナガタロック2を決められたが、公認凶器ではないイスで反撃し、かみつきで永田の傷口を広げた。エルボーを食って自らも出血し、バックドロップ、垂直落下式ブレーンバスター、ハイキック、アームブリーカー、腕固めで攻め込まれる。セコンド石井に助けられると首にチェーンを巻きつけてトップロープ越しの絞首刑。リング下から石井が永田の足をすくうとチェーンはさらに首に食い込んだため、レフェリーが試合を止めた。
▽60分1本
○後藤洋央紀 16分10秒
変形腕固め
矢野通×
 NJC覇者後藤がIWGPヘビー級王座挑戦へ障害を排除した。矢野にプランチャをかわされ、痛めている左ヒザをイス、コーナーで痛めつけられたが、串刺しラリアットで反撃に転じ、ダイビングエルボー、ジャーマンで攻め立てる。スピアー、鬼殺しを返されたがカウント2で返し、2発目の鬼殺しを変形腕固めに切り返してタップを奪った。
▽60分1本
ジャイアント・バーナード
○カール・アンダーソン
15分50秒
エビ固め
中西学
大森隆男×
 右目網膜はく離で欠場中の天山広吉がスーツ姿でリングに上がり、5月3日の福岡大会での復帰を発表。小島聡とのタッグで米国に流出したIWGPタッグ王座をチーム3Dから奪回することをファンに約束した。
 中西、大森のワイルドチャイルドが復活マッチで敗れた。約7カ月ぶりの試合になった大森はブランクを感じさせなかったが、バーナードのパワーに動きを止められた。しかし、中西が1人で2人を相手に大暴れ。バーナードの巨体をアルゼンチンで持ち上げ、アンダーソンにはハンマーパンチを浴びせた。代わった大森がニールキック、ダイビングニードロップでアンダーソンを攻め、中西はバーナードにジャーマン。さらに合体技ワシントン条約も決まった。中西がバーナードと場外戦を展開する間に、大森がアンダーソンにアックスギロチンドライバーを決めたが、バーナードがカット。パワーボムはリバースした大森だが、アンダーソンのガン・スタンを食って逆転の3カウントを聞いた。
▽同再試合
○タイガーマスク
(王者)
4分49秒
デストロイスープレックスホールド
ブラック・タイガー×
(挑戦者)
 タイガーマスクが因縁の虎対決を制した。タイガーがベルト、ブラックタイガーがマスクをかけて激突。タイガーは急所を蹴られてマスクに手をかけられる。これをクリアして相手の股間をトップロープに打ちつけ、場外に落としてトペを放ったが、場外で足4の字固めを決められ、そのまま20カウントの両者リングアウトに終わった。
 IWGP実行委員会の垣原賢人氏が場外カウントなしの完全決着ルールによる延長戦を即断して試合再開。タイガーは飛びつきDDT、タイガースープレックス、ツームストンパイルドライバーを受けながら、コーナー最上段からの雪崩式ダブルアームスープレックスで反撃。ツームストンパイルドライバー、チキンウイングフェースロックの体勢からスープレックス、デストロイスープレックスホールドで決着した。
 自らマスクを脱いだブラックタイガーの正体は新日本、ノアに参戦経験のあるロッキー・ロメロだった。ロメロはタイガーマスクの手を上げてリングを降りたが、入れ替わるように“5代目”ブラックタイガーが登場。タイガーマスクをデスバレーボムでリングにたたきつけるとマスクを奪って退場し、新たな虎の因縁が始まった。
▽IWGPジュニアヘビー級選手権試合ベルト・コントラ・マスカラ60分1本
タイガーマスク
(王者)
6分47秒
両者リングアウト
ブラック・タイガー
(挑戦者)
 
▽IWGPジュニアタッグ選手権試合60分1本
○アレックス・シェリー
クリス・セイビン

(王者組)
12分54秒
片エビ固め
田口隆祐
プリンス・デヴィット×

(挑戦者組)
 田口、デヴィットのApollo55がベルト奪回に失敗した。2人同時のノータッチトペで先制も、モーターシティ・マシンガンズのスピード、連係に圧倒される。田口がシェリーにクロスアームスープレックス、デヴィットもダイビングフットスタンプを決め、合体技ブラックホール・バケーションも見せたが、2発目をセイビンのカットされた。デヴィットがセイビンのスタナー、ダブルのトラースキックを浴び、スライス・ブレッドとパワーボムの合体技メイドインデトロイトに力尽きた。
▽30分1本
蝶野正洋
獣神サンダー・ライガー
○AKIRA
8分19秒
エビ固め
長州力
スーパー・ストロングマシン
エル・サムライ×
 蝶野組がレジェンド6人タッグマッチを制した。先発した蝶野がいきなり長州のラリアットを食らったが、エプロンからダイビングショルダーアタックで飛ぶなど反撃。AKIRAがサムライのダイビングヘッドバット、アームロックに捕まったがライガーがカット。蝶野のシャイニングケンカキックからAKIRAのムササビプレスでサムライを仕留めた。
▽20分1本
石井智宏
邪道
○本間朋晃
8分52秒
体固め
井上亘
ミラノコレクションA.T.
石狩太一×
 GBHが大暴れで快勝した。石井は12日にシングルで対戦する井上と激しくやり合う。石狩とミラノの連係で押されながら、最後は本間がダイビングヘッドバットで石狩を沈めた。
▽20分1本
○金本浩二 8分27秒
レフェリーストップ
岡田かずちか×
 岡田が金本にたたきつぶされた。ゴング直後のエルボーの打ち合いからローキックで倒されてマウントエルボーの洗礼。ハイアングルのドロップキックを顔面にヒットしたが、レフェリーを突き飛ばすなど熱くなった金本の顔面ウォッシュ、場外鉄柵攻撃を浴びた。それでもドロップキック、ジャンピングネックブリーカー、ダイビングネックブリーカー、ミサイルキック、大外刈り2連発で対抗した。張り手の攻防で打ち負けるとヒザ蹴り、側頭部への蹴りでダウン。倒れた状態でグーパンチを振り下ろされると、危険と判断したレフェリーが試合を止めた。


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