NHK FM「画のないアニメ館」(毎月最終土曜日午後11時から)が29日、スタートした。

 「画のないアニメ館」は、声優の演技と効果音でアニメを作り、かつ生放送中に脚本をアップデートする異色のラジオ番組として16年8月に放送され、大好評だったため、このほどレギュラー化された。

 同日、生放送が行われた同局内のスタジオは、ナレーションの足立梨花(24)、主人公ケシザベス・ピーチを演じる、レギュラー声優の徳井青空を中心に、出演陣の熱気に包まれた。午後11時の放送開始後、ゲスト声優の高山みなみ、小西克幸、村田太志を交え「フルーツ大戦争!~匂いの秘密」1話の実演が行われた。小西をはじめ、声優陣のアフレコたっぷりの演技に、足立は笑いっぱなしだった。

 その後、午後11時半過ぎから、声優陣がフリートークをしつつ、リスナーから投稿された2話のアイデアを紹介。その後、声優陣が「思いでのアニメ」について語る間に、脚本家の清水東氏が2話の台本を生で執筆し、日が改まった深夜0時3分に2話の台本3ページが完成。声優陣は、同5分に台本を渡されると、各人は一時、無言になって台本を読み込んだ後、話し合いを始めた。

 番組冒頭には、足立が「日刊スポーツさんの密着取材が入っています!! (レギュラー化で)気合が入っています!!」と紹介した。

 この日の密着リポートは、30日にニッカンスポーツコムで詳しく紹介する。【村上幸将】