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桃井、恋人役松田と「本当ならいいな」/1981年11月20日付

1981年11月20日付 18面
1981年11月20日付 18面

 テレビ朝日は、飛行機の爆発事故で亡くなった向田邦子さんの絶筆となった中編小説「春が来た」(「オール読物」10月号に掲載)のテレビドラマ化を決定。19日、松田優作、桃井かおりの主演コンビ、久世光彦プロデューサーらが出席して発表会見を行った。

 「春が来た」のテレビドラマ化は、製作スタッフが生前の向田さんとの間に約束を取りつけていた。当初は追悼番組として打つつもりだったが、放送が1月1日(午後9時から1時間45分)とあって、取りやめとなった。桃井かおりと松田優作の起用は「光る素質を持ち、これからも伸びる俳優です」とゾッコン、ホレ込んだ向田さんの希望だった。久世プロデューサーはスペシャル・ドラマ「源氏物語」や「時間ですよ!」など向田さんとのコンビ作が多く、このほか横尾忠則(イラストレーター)都倉俊一(作曲家)ら向田さんと親交のあったメンバーがタイトルや音楽などを担当している。

 ドラマは、婚期を過ぎかけたOL直子(桃井)とサラリーマン風見(優作)が出会い、別れるまでの半年間、風見が直子の家族と深くかかわり合っていく過程を描く。アクションものを得意とする優作は「向田さんの作品をぜひやりたかったし、心理ドラマにも関係がある」とこのドラマで軌道修正の構え。桃井も「向田さんの残り香があるうちに出演できて、とても喜んでいるの」と燃えている。

 向田さんの才能を惜しみ「向田邦子さんを偲(しの)ぶ会」結成の話もあるが、久世プロデューサーは「これを手始めに原作をドラマ化し、大衆に見てもらうことがはなむけになるのではないか。彼女の機嫌のいい顔を思い出しながら演出したい」と語っていた。

[1981年11月20日付]



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