<ヘラFISHING>
ヘラブナのはたきが始まり、大型の抱卵ベラが好調に釣れだした奈良・宇陀市にある「室生ダム湖」に11日、釣行した。午前6時すぎから通称「山越えワンド」に入り、雨風が強まるなか、両マッシュの底釣りで挑戦。真横ではたく(産卵行為)大型の群れにドキドキしながら約10時間サオを振り、体高がある見事な魚体をした37・2~44・5センチ(大助8匹含む)を14匹ゲット。強烈な引きで障害物へ逃げ込もうとするスリリングなやり取りを堪能した。
荒天が抱卵ベラの食いを誘い良、大型の数釣りを楽しんだ。大粒の雨が降る午前6時すぎに室生ダム湖に到着。抱卵ベラが盛んにはたきをみせる赤人橋下手の通称・山越えワンドに入り左岸の出っ張りに構えた。満水のため木切れなどの浮遊物が流れてくるのでまずはフロートのゴミよけを設置。
14尺のサオを選択し底を測ると水深は1・5メートル弱で沖にいくほど深くなっている。同7時半すぎから両マッシュの底釣りで挑戦。ポイントの左右に水没した熊笹や柳の木(産卵場)がありその横を狙っていく。
ウキのなじみやエサの溶け上がりを確認しながら打ち返すと30分ほどで魚が寄りだしエサの溶け具合が早くなる。そこでエサに手水を打って練り込み、吸い込みが良いように小さなエサで攻めるとウキの落ち込みでチクッとしたアタリ。
合わすと獲物が熊笹へ一気に逃げ込もうと走るがロッドワークで応戦。強烈な引きをかわして仕留めたのは体高がある見事な魚体をした40・5センチの抱卵ベラ。だが、ゴミよけにたまった浮遊物の中ではたきが始まったためしばらく小休止。
北東の風が吹きだした同9時半すぎに再開すると風で魚の活性が上がったのか1投目からチクッとしたアタリで39・2センチがサオを絞る。続けて強いアタリだけを狙っていき昼までに37・2~42センチを5匹追加した。
午後からはヘラの群れが移動してしまい我慢のエサ打ちが続くが同3時前に雨脚が強まると再び触りが出だしウキがズンと入る鋭いアタリ。合わすとこの日一番の重い手応え。慎重なやり取りで障害物への突っ込みをかわし44・5センチのグッドサイズをタモに収めた。
その後は風が強まり雨が土砂降りになるが、魚の活性はますます上昇。マブナ交じりで良、大型ヘラが入れ掛かりになり40センチ前後を6匹追加し満足した同5時すぎに納竿。ダイナミックな春の野釣りを満喫した。【日刊FPC・藤井秀和】
【今後の見通し】小さなハタキが続いておりこれからも大型の抱卵ベラが期待できる。最南部の宇陀川の流れ込みや中流部の地蔵橋周辺も狙い目。夕方に時合を迎えることが多いので粘り強く攻めることも大事。例年、5月上旬に盛期を迎え6月初めまで釣れ続く。
【問い合わせ】フィッシングハウス室生(電話)0745・82・7255(携帯電話=090・4115・3004)。日券は700円、現場売りは1000円、年券は4500円(環境整備代を含む)。
【交通】名阪国道の針ICから国道369号を南下。宇陀川を越えたところの信号を左折。宇陀川に沿って北上し室生湖へ。地蔵橋から赤人橋まではがけ崩れのため、通行不可。

