東京都の小池百合子知事(64)は3日、都内で「WOMAN EXPO TOKYO 2016 Winter」のトークショーに出席し、普段語らないプライベートな話を披露した。

 「日本社会は、やりたいことがあってもなかなか思うようにいかない。日本社会の現実を見た上で、私は包丁一本の生活を選んだ」。小池氏は、アラビア語通訳やキャスターのキャリアを振り返る中で、自身の結婚歴に言及。「途中で結婚したんですが、仕事の方が面白くて、さっさと別れちゃいました」と明かした。

 小池氏はエジプト・カイロ留学中、日本人留学生と結婚、離婚したとされる。「当然、子どもが欲しい時期はあったが、仕事が面白すぎた。その部分は後悔するところがある」と振り返り、「遅すぎないうちに、家族は大切にした方がいいと思いますよ」と700人の聴衆に結婚、出産を勧める場面も。今後の結婚予定は「ないです。今なすことがたくさんあり、優先順位が違う感じ」と話した。

 「休日は、寝ているか整理整頓」「意外な特技はペンキ塗り」と、問われるままに回答。東京五輪会場見直しや豊洲移転問題など、都政は課題山積だが、ストレス解消法は「ストレスをストレスと思わない」ことで、「私はウルトラポジティブ人間」と述べた。