★15日の参院決算委員会で立憲民主党参院議員・古賀千景は「自衛隊に行く子供は経済的に厳しい。豊かな子供は自衛官にならない」と発言した。古賀は福岡県内の小中学校教員や日教組の特別中央執行委員を務めた経験もある立憲の日教組組織内候補。教師経験者の議員ならば、思いが先走るよりも言葉の選び方、言い方を慎重にすべきで、問題提起の仕方も含め国政のレベルではなかろう。評価できることは党が早々に処分を決めたことぐらいだ。

★当然、ここぞとばかりに委員会では防衛相・小泉進次郎が得意のロジックで攻め上げ、翌日の会見でも「大臣として黙っていられない。隊員と家族が傷ついている」と繰り返した。自民党幹部も総務会長・有村治子が「自衛官のたゆまない尽力に、敬意を持つ国民の関心も高く、真摯に向き合って頂きたい」。幹事長代行・萩生田光一は「耳を疑う発言だった。国家の国防という崇高な任務に当たっている自衛官に対しても、その家族に対しても非常に無礼な発言だ」と勢いづく。しかしながらネット内の自衛官家族の声は大分違う。「私も元自衛官の家族ですが、やはり怒るポイントは、そこじゃないです。それより改善されない処遇。職場でのパワハラやセクハラ、風紀の乱れ等の方が家族としては心配です。そして好戦的で、そのくせ問題が起きても決して責任を取らない小泉防衛相と、自衛隊を私兵のように扱う高市首相に腹が立ちます」「小泉が自衛官の家族が傷つくなんて言ってますが『別に』ですよ。それよりも軍拡を進めて兵隊ごっこをしながら歴史も知らず自衛官の命を軽視して戦争したがっている中身空っぽな無能のボンボンの方が数百億倍腹が立ちますけど」「『大臣として黙ってられない』って言うけど、沖縄で女性が米兵に性暴力受けたときは黙ってた」と厳しい。

★14年、貧困層をターゲットに高額な奨学金返済の代わりに自衛官のインターンをさせる「経済的徴兵」議論が出たことも忘れてはいけない。もし古賀が事実上の経済的徴兵になってはいまいかと問うていたら、全く違う議論になっていたのではないか。質問の稚拙さで台無しにしたといえる。(K)※敬称略