12日午前9時ごろ、東京都品川区のJR大崎駅で、山手線外回りの電車に乗っていた40代の女性会社員が左脚から出血していると駅員から110番があった。女性は全治3週間の軽傷。警視庁大崎署は車内で何者かに切り付けられた可能性があるとみて、傷害事件として調べている。

 女性は大崎駅で降りた際、左太ももの裏側に痛みを感じ、刃物で切られたような長さ約10センチ、深いところでは2~3センチの傷があった。当時車内は通勤ラッシュで混雑していたという。普段から山手線を利用する30代女性は「最近、こういう話が多い気がする。電車内ではなるべく人との距離を空けるようにしている」と警戒していた。