政府は14日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた機運醸成の一貫である「beyond2020」プログラムの認証事業を、26日から申請受付を開始する予定だと発表した。

 同プログラムは、日本文化の魅力を発信する事業などが認証される。

 現在、アートディレクターの佐藤可士和氏ら5人の選考委員でロゴマークの最終選考中で、3案の中から近日中に1案が選ばれる。

 作品1は「国や障害者に隔たる壁を壊し新しい社会を生み出す」ことや「割れた壁やその隙間から差し込む光をモチーフにし、未来へ進む勢い」を意識して制作。

 作品2は「サムズアップ」と「b」を掛け合わせ、さらに「いいね」や「グッド」をイメージ。

 作品3は、日本の文化である折り紙の鶴をモチーフにし、虹色の羽根は地域性豊かな日本文化の多様性などを表現したという。

 申請した事業や活動が各自治体に認証されれば「beyond2020」のロゴを使用できる。認証の要件として「(1)日本文化の魅力を発信する事業・活動であること」、「(2)成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシー創出のため、以下のいずれかの要素を付加した事業・活動であること」とし、「障害者にとってのバリアーを取り除く取り組み」と「外国人にとっての言語の壁を取り除く取り組み」が挙げられた。

 このロゴは大会組織委員会が制作した大会エンブレムとは違い、スポンサー企業でなくても使用できる。