仕事始めの4日、東京都の小池百合子知事(64)は、都議会各会派へのあいさつ回りで、対決を深める自民党に思わせぶりな言葉を投げかけた。

 高木啓幹事長に正月の過ごし方を問われ、「寝正月」と笑いを取った直後、「いろいろ案を練りました」とポロリ。自民党への対策案づくりとも受け取れるため、「東京のための案ですから」と念を押し、自民党サイドからも笑いが漏れた。双方は今年最初の顔合わせで和やかムードだったが、面会は30秒ほど。小池氏はその後、昨年末に自民党会派から離脱し「新風自民党」を設立すると発表した自民都議にも面会。「がんがん新風を吹かせてください」と激励した。急接近する公明党の控室も訪れ、1人1人と握手をかわした。