自民党の小泉進次郎農林部会長は5日、「森友学園」の問題で、安倍晋三首相の昭恵夫人が「公人」か「私人」かが問われていることに関し、「公人、私人の部分を、必ずしも分けられるわけではないが、何かあった時には、個人の問題だけでは済まなくなる」と指摘した。

 都内で行われた自民党大会終了後、報道陣の取材に答えた。

 進次郎氏は、「いろんな論点がある中で、夫人が公人か私人かという論点もあるが、私はどちらかだけではないと思う」と主張。「この機会に、総理の奥さんや、将来女性総理が誕生した時代は総理のご主人を、どうサポートするかをよく考えるべきだ。そういうことを考えて、論点を整理すべきだ」とも述べた。

 一方、学園が運営する幼稚園の運動会で、園児が宣誓の中で「安倍首相頑張れ~」などと発言していることについて「あの園児の映像は衝撃的ですよね。国会議員は、私も地元でいろんな幼稚園や保育園の運動会に行くが、ちょっと異様だ」と指摘した。