自民党が7日、党本部で開いたたばこ議員連盟臨時総会で、受動喫煙対策を盛り込んだ厚労省の健康増進法改正案に、反対意見が続出した。

 野田毅会長は「禁止を前提に進めるようなやり方はよくない」と指摘。出席者からは「日本は自由国家だ。営業の自由も奪うような罰則規定はふさわしくなく、人権を侵す可能性がある法案を通すことはできない」と強硬意見も出た。厚労省案は20年東京五輪・パラリンピックを見据え、バーなどを除いて屋内を原則禁煙としているが、議連は「欲せざる受動喫煙を防止するための分煙を推進」「世界に誇る分煙先進国の実現を推進すべき」とする対案を決定。自民党内の意見調整は難航しそうだ。