米大リーグの新人王が14日(日本時間15日)発表され、ナ・リーグはドジャースのコーリー・シーガー内野手(22)が満票で選ばれた。

 シーガーは最優秀選手(MVP)の最終候補にも入っていて、同時受賞となれば、2001年のイチロー(当時マリナーズ)以来。新人王獲得は確実で、史上21人目の満票となるかが焦点だった。

 本人はまだあどけなさの残る顔で「すごくうれしいし、言葉が見つからない」と喜びを表す。

 22歳ながら打席では風格さえ漂い、遊撃手の球団最多本塁打記録を塗り替えた。強肩も武器で、三遊間の深い位置から矢のような送球を見せる。「相手投手の特徴や打者の打球方向など、いろいろ想定して準備しておくといい結果につながる」と研究熱心でもある。

 ドジャースでは野茂や米国野球殿堂入りしたピアザらに次ぐ17人目の受賞だ。ロバーツ監督は「順調に育っているし、まだ伸びるだろう。球史に残る選手になるのでは」と大きな期待を寄せている。